人気の記事

話題のソプラノ歌手ランツハマーの日本初リサイタルを聴く

2009年のテアター・アン・デア・ウィーンで、アーノンクールの指揮のもと、ハイドンの「月の世界」に出演し、一躍世界的歌手の仲間入りを果たしたランツハマー。透明感あふれる声と知的なプログラミングで、ヨーロッパでは常に注目を浴びる存在だ。その声に触れたくて、紀尾井ホール(11月26日)でのリサイタルに出かけた。

1,273

片桐卓也

記事を読む

くるみ割り人形(ワイノーネン版[オリジナル振付&台本:イワーノフ&プティパ]/作曲:チャイコフスキー)

バレエもmedici.tvの人気コンテンツ。クリスマス・シーズンにふさわしく、チャイコフスキーの《くるみ割り人形》をお贈りします。サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場のために書かれ、ここで初演されたこの名作で、ヴァレリー・ゲルギエフと同劇場は名門の誇りに充ちた美しい舞台を創り上げています。耳も目も楽しい、2012年のステージです。

1,716

過去特集

記事を読む

ファンタジーの向かうほうへ-北村朋幹の「Real-Time」を聴いて

北村朋幹がこの秋、自主リサイタルのシリーズをはじめた。新作CDのことを以前ここにも書いたけれど、リサイタルについてもやはり記しておきたい。■北村朋幹 ピアノ・リサイタル Real-Time vol.1 "aus der Ferne" ~ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 op.78、ヤナーチェク:霧のなかで、ブラームス:8つのピアノ小品 op.76、シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17 (2019年11月15日、ムジカーザ)

記事を読む

ウィーン・フィル主催舞踏会@ウィーン楽友協会大ホールの思い出

先ほど『「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2020」を見て』という記事をアップしたところ、正月にも関わらず知人・友人から数多くの反響を頂いて驚いた。この手の音楽について書く機会は、1年を通じてもこの時期だけなので、もうひとつ、ウィーンのワルツに因んだ思い出話を書き記すことにする。

記事を読む

大野和士コンダクツ・武満徹、モーツァルト&フォーレ:レクイエム

2月20日に亡くなった武満徹(1930~96)を偲び、彼の作品を含めたユニークなプログラムを、大野和士指揮バルセロナ交響楽団の演奏でおおくりします。大野和士が新音楽監督に就任した2015/16シーズンのオープニング。ガウディが手がけた美しきサグラダ・ファミリアに初登場したコンサートです。1973年にバルセロナで生まれたベルナト・ビバンコスのオルガン独奏曲で幕開けし、武満が金管アンサンブルのために作曲したファンファーレ《シグナルズ・フロム・ヘヴン》が演奏されます。モーツァルトのモテットが続き、メインはフォーレの《レクイエム》。聖なる空間に響く、音楽芸術の諸相をご堪能ください。

記事を読む
501 件
TOP