ヴェルビエ音楽祭について

ヴェルビエ音楽祭について

スイス・アルプスの夏の風物詩、ヴェルビエ音楽祭は1993年から開催され、世界各地のベテランと若手演奏家を結び、共演や教育プログラムを通じて、これからの音楽界を担う演奏家たちを多彩に育成してきました。毎夏、100を超えるマスタークラスやリハーサル、コンサートが公開され、またヴェルビエ・フェスティヴァル・オーケストラやアカデミー・プログラムでは60か国を超える音楽家たちが世代を超えて出会います。
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    2021.07.16
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ヴェルビエ音楽祭

2022年のヴェルビエ音楽祭は7月15日から31日にわたって開催。豪華な名手たちが世代も地域も超えて参加し、錚々たる顔合わせで日々ホットな演奏をくり広げます。

日本からは、辻井伸行もピアノ・リサイタルで堂々の初登場。また昨年に引き続き、早くも常連の風格のあるピアニスト藤田真央がソロ、室内楽、コンチェルトに大活躍です。
オープニングのオーケストラ・コンサートから、ジャナンドレア・ノセダの指揮で、ウクライナとロシアの作曲家を特集、平和への願いを奏でます。クロージングはシャルル・デュトワの指揮で、コダーイ、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーで鮮やかに締めくくられるまで、半月にわたって連日、音楽の喜びを世界と分かち合っていきます。

特に注目すべきは、世界を席巻する超新星クラウス・マケラの昨夏に続く登場でしょう。マーラーの第1番に取り組み、ダニール・トリフォノフを迎えてブラームスのピアノ協奏曲第1番を指揮。フィンランドの新鋭としてシベリウスの交響曲第3番に臨み、ラヴェルの名作のほか、ユジャ・ワンとリストのピアノ協奏曲第1番も聴かせます。また、チェリストとして室内楽コンサートにも登場。25歳で音楽監督に迎えられたパリ管弦楽団を率いる日本ツアーも10月に予定されている、クラウス・マケラの鮮やかな活躍をどうぞお聴き逃しなく。

室内楽もヴェルビエ音楽祭ならではのユニークな顔合わせが実現。2019年のチャイコフスキー国際コンクールで旋風を巻き起こしたマルク・ブシュコフ、ズラトミール・ファン、藤田真央がトリオを組むほか、常連のゴーティエ・カピュソンが自ら見出したピアノの新鋭キム・ベルナールとデュオで登場します。6月の来日でも絶好調の演奏を聴かせたエベーヌ四重奏団の熱演もご注目ください。

Verbier Festival: Your Summer Musical Escape

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