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藤田真央、ケネス・ ブロバーグ~第16回チャイコフスキー国際コンクール〈ピアノ部門〉ファイナル

昨年6月に開催されたチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門ファイナルから、藤田真央とケネス・ブロバーグの協奏曲演奏をお送りします。チャイコフスキーの第1番とあわせて、藤田真央はラフマニノフの第3番、ブロバーグはパガニーニ・ラプソディを披露。最終的な結果として、それぞれ第2位、第3位に入賞。サンクトペテルブルク出身で、ロイヤル・リヴァプール・フィルの躍進の立役者としても絶賛されるヴァシリー・ペトレンコが、スヴェトラーノフ交響楽団を指揮して、若きピアニストの独奏を支えるのも聴きものです。

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藤田真央ピアノ・リサイタル in Paris 2018 -リスト、スクリャービン、プロコフィエフを弾く Fondation Louis Vuitton 2018

パリのフォンダシオン・ルイ・ヴィトンでは「ニュー・ジェネレーション・ピアノ・リサイタル」シリーズが展開されています。その過去のライヴ映像から2018年、まだティーンエイジャーだった藤田真央の演奏をお届けします。

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遅い低空飛行に終始したジョン・ウィリアムズ指揮ベルリン・フィル

日本時間10月17日午前2時よりベルリン・フィル・デジタル・コンサート・ホールでライブ配信された演奏(3日め)をリアルタイムで鑑賞した。こちらの期待が大きすぎたせいか、何とも言えない違和感だけが残った。ウィリアムズの年齢からくるテンポの遅さは仕方ないにしても、ウィーン・フィルの時に感じられたウィリアムズとのケミストリーの再来は、最後まで確認できなかった。

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前島秀国

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スティーヴ・ライヒ85歳記念の最新作を聴く

10月3日に85歳の誕生日を迎えたスティーヴ・ライヒの最新作「Traveler's Prayer」が、10月16日(現地時間)コリン・カリー・グループとシナジー・ヴォーカルズ(指揮はカリー)のアムステルダム・コンセルトヘボウ「Steve Reich 85!」公演で世界初演された。10月現在、オランダの公共ラジオNPO Radio 4の公式サイトとYoutubeでライブ映像が無料配信されている。

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前島秀国

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ドゥダメル指揮『ウエスト・サイド・ストーリー』サントラ盤を聴いて

スティーヴン・スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』のサントラ盤は、グスタボ・ドゥダメル指揮ニューヨーク・フィルとロサンゼルス・フィルが演奏しているが、サントラ扱いの商品のため、クラシック側の人間が書いたレビューは案外少ないのではないかと思う。昨年12月の配信開始後すぐに聴いたが、このたび国内盤がリリースされたので、いくつかの既存録音と比較した上でレビューをアップする。本編ネタバレなし。

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前島秀国

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シューベルトの“記憶”――マックス・リヒター『戦場でワルツを』

作曲家マックス・リヒターが初めて劇場用長編映画音楽を手掛けたアリ・フォルマン監督作『戦場でワルツを』サウンドトラックが、公開から12年を経てドイツ・グラモフォンより再発売。先行デジタル配信が始まった。久方ぶりに聴き直し、さまざまな“記憶”が甦ってきた。8月にはCDリイシュー及び初LP化が予定されている。

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ヴェルビエ音楽祭について

スイス・アルプスの夏の風物詩、ヴェルビエ音楽祭は1993年から開催され、世界各地のベテランと若手演奏家を結び、共演や教育プログラムを通じて、これからの音楽界を担う演奏家たちを多彩に育成してきました。毎夏、100を超えるマスタークラスやリハーサル、コンサートが公開され、またヴェルビエ・フェスティヴァル・オーケストラやアカデミー・プログラムでは60か国を超える音楽家たちが世代を超えて出会います。

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スピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』を見て(その1)

レナード・バーンスタイン作曲、スティーヴン・ソンドハイム作詞の名作ミュージカルを、スティーヴン・スピルバーグ監督が再映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』を完成披露試写会で見てきた(12月23日TOHOシネマズ日比谷Screen 1)。たいへん長くなったので、映画本編のレビュー(ネタばれ有)とサントラのレビュー(ネタばれ無)に分け、さらに本編のレビューを2つに分けて書き記す。ますは、「その1」(ネタばれ有)。

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前島秀国

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