ヴェルビエ音楽祭特集へ
夏の音楽 -Tour de France 2021 パリへ凱旋 

夏の音楽 -Tour de France 2021 パリへ凱旋 

夏の音楽。ツール・ド・フランスがついに最終ステージ、パリ、シャンゼリゼへ。
  • 青澤隆明
    2021.07.19
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 夏の音楽、といえば、いろいろな思い出もあるし、毎年の行事的なものもあるけれど、やっぱりこれだな。と、ヴェルビエ音楽祭をオンラインで聴いたりしているいっぽうで、どうしても外せないのが、Tour de Franceのサウンド・ロゴで、これが聞こえたり、脳内再生されるたびに、夏がやってきたという気分が自動的に立ち起る。まさに、サウンド・ロゴの力で、EUROのアンセムもそうだけれど、どうにも逆らえないほどスイッチとしての引力が強い。

 さて、今年のle tourも最終日、第21ステージもパリに入って、いよいよスプリントの気配が増している局面。初日から落車もあって、今年も実に波乱万丈のツールで、連日目が離せなかっただけに、凱旋門をみたらたかがテレビ視聴なのに気持ちが高まるんだろうな。と綴っていたらいま、晴れたパリの上空をトリコロールの煙をまいて飛行機が飛んで行くところ。

 もうすぐ勝負に絡む展開なので、さっと書き上げてしまうけれど、いまのツール・ド・フランスのテーマソングは2015年から流れていて、その最後の部分がサウンド・ロゴとしていつも耳にしているもの。フランス語でいうとIdentité Sonoreというのか、このサウンド。ロゴはSixième Sonという専門プロダクションが制作したもので、見事なプロの仕事だなと思わされる。調べてみたら、1995年の創設以来、400を超える多種多様なブランドのサウンド・ロゴを手がけてきたのだという。

 ツール・ド・フランスと言えば、100年記念の年にクラフトワークがつくったアルバムがあまりにも有名だけれど、夏が来ればたちまち思い出すのは、フランスっぽいこちらのサウンド。とくに、ここ数年はとくに熱を入れて観てきたので、ぼくはこの音に煽られながら、毎夏歓声を上げてきたことになる。 夏が来れば思い出す、だけではなくて、夏を思えば鳴り響く。それくらいの刷り込み。ちょっと怖い。で、もうすぐ残り20km。なにはともあれ、Vive le tour!
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