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南野拓実とマンマ・ミーア!

南野拓実とマンマ・ミーア!

新しい年がきて、南野拓実がリヴァプールの新しい18番として、FAカップ初戦に先発した。それと音楽との関係って?
  • 青澤隆明
    2020.01.08
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 新しい年がきて、南野拓実がリヴァプールにやってきた。契約から規定上最短となる1月5日夜のホームゲーム、エヴァートン戦に、新しい18番はスターティングメンバーとして登場した。FAカップ初戦となる3回戦のマージーサイド・ダービーである。すごいことだ。

 若手を多く登用して、初登場の南野だけでなく、エリオットが16歳でチームの史上最年少先発を飾ったり、シュトゥットガルトへのローンから急遽呼び戻したフィリップスがゴメスとセンター・バックを組んだり、ネコ・ウィリアムズ、カーティス・ジョーンズ、チリヴェジャと大きな数を背負う若手たちがやはり先発したりと、注目点の多いスタート。残念ながらゲーム・キャプテンのミルナーがほどなく交替になってしまったが、しばらく負傷していたこれまた若いラローチが登場して、左サイドバックで貢献した。ちなみに、南野はゼロトップのセンターで、言わばフィルミーノのポジションに近い役割を担うことを期待されたようだ。ミナミーノとフィルミーノは音も似ていることだし。

 試合は序盤こそ、アドリアンのセーヴに救われたが、ほどなくペースを落ち着かせて、後半はもう完全に試合を支配し、南野と交替でオックスレイド・チェンバレンが入ってすぐ、71分にジョーンズの巧みなシュートが決まって1-0。内容的には完勝といっていい。南野の活躍はと言えば、チームに合流まもないうえ、メンバーが流動的なので、ボールの出し手と受け手がそうそう噛み合わなかったものの、動き出しよく、スペースをみつけ出していた。ユルゲン・クロップ監督も「Super outstanding!」と好評価の模様。しかし、ここはあくまで音楽日記なので、フットボールのことばかり書いているわけにはいかない。

 で、実況によると、南野にはもうチャントが準備されているようで、「マンマ・ミーア!」をベースにしたものが候補にあがっているそうだ。かつてスターリングが頑張って貢献したのに、最後までチャントをつくってもらなくて嘆いていたことを思えば、たいへんな歓迎ぶりである。さて、なぜ「マンマ・ミーア!」なんだろう、と思案するまでもなく、「ミンナ・ミーノ!」であるに違いない。まだ実際に聞いていないからわからないけれど、きっとそうだ。

 それで、ぼくはいま「マンマ・ミーア!」を聴きながら、これを楽しく綴っている。明るいね。ABBAのヒット曲から同名のミュージカルがつくられたはずだけど、YNWAを筆頭にミュージカルの曲って、やっぱり歌いやすいのだろうな。こどもから年配まで、男女を問わず。ずいぶんと軽やかでかわいらしいけれど、いまちょっとやってみて、たしかにこれ、チャントに向いてる。もちろん、KOPのみんなは、野太い声で力強く「ミナ! ミノ!」と歌い上げるはずだ。ぼくもまざりたい。
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