アンデルシェフスキのプレリュードとフーガ(青澤隆明)
ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル (2021年11月11日 いずみホール)
J.S.バッハ:『平均律クラヴィーア曲集第2巻』より12のプレリュードとフーガ
昨夜、いずみホールで、アンデルシェフスキのバッハ・リサイタルを聴いた。いわゆる『平均律』第2巻から彼独自に編まれた12の「プレリュードとフーガ」を、ついに実演で聴けた。この素晴らしいホールでの得難い音楽の記憶が、心のなかにまた鮮烈に刻まれた。
作品が遠大なだけに、感じること、考えることも多々あったが、いまは書ききれない。しかし、なんという痛切な演奏だろう。人が強く真率に表現を生きるとは、こういうことなのではないか。
13日夕方、紀尾井ホールでのリサイタルでは、また違う表情や脈絡がひらかれるに違いない。2021年秋のアンデルシェフスキの日本でのコンサートも、いよいよ最終公演。楽しみでならないし、やはり緊張もしている。
作品が遠大なだけに、感じること、考えることも多々あったが、いまは書ききれない。しかし、なんという痛切な演奏だろう。人が強く真率に表現を生きるとは、こういうことなのではないか。
13日夕方、紀尾井ホールでのリサイタルでは、また違う表情や脈絡がひらかれるに違いない。2021年秋のアンデルシェフスキの日本でのコンサートも、いよいよ最終公演。楽しみでならないし、やはり緊張もしている。
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