「情熱の指揮者」佐渡裕。故レナード・バーンスタインの愛弟子として世界で活躍する一方、日本国内では「サントリー1万人の第九」や『題名のない音楽会』の司会(2008年4月〜2015年9月)などを通じ、クラシック音楽の裾野を広げ続けてきました。

佐渡裕って、どんなオーケストラを指揮しているの?
しかし、彼の活動の真髄は、若き才能たちとの「育成」の現場にあります。プロ吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」との爆発的なエネルギー、そして小学生から高校生までの選抜メンバー「スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)」へ注ぐ温かい眼差し。
本記事では、佐渡裕が情熱を注ぐ2つのオーケストラとの活動を振り返ります。
吹奏楽の革命児:シエナ・ウインド・オーケストラ
佐渡裕が首席指揮者を務める「シエナ・ウインド・オーケストラ」は、1990年結成、日本を代表するプロの吹奏楽団です。2002年に佐渡が首席指揮者に就任して以来、毎年全国ツアーを展開。年間100回を超える事業を行っています。



CDシリーズ「ブラスの祭典」はベストセラーになりました
彼らの演奏会は、単なるコンサートではありません。観客が楽器を持って参加するアンコール「星条旗よ永遠なれ」に象徴されるように、そこには常に「音楽を共有する喜び」が爆発しています。
シエナ・ウインド・オーケストラの特徴
- 1990年結成のプロフェッショナル吹奏楽団
- 文京シビックホールを拠点に活動
- 2002年より佐渡裕が首席指揮者
- 吹奏楽オリジナルからジャズ、映画音楽まで幅広いレパートリー
- 「ブラスの祭典」シリーズなどCD・DVD多数リリース
コンクールの課題曲のような緻密な演奏から、ジャズやポップスを取り入れたエンターテインメントまで。そのサウンドは常にエネルギッシュで、聴く者に元気をチャージしてくれます。
未来の巨匠たちへ:スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)



スーパーキッズ・オーケストラって、どんな団体?
兵庫県立芸術文化センターを拠点に活動する「スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)」は、2003年の開館前に「ソフト先行事業」として設立されました。厳しいオーディションを勝ち抜いた小学生から高校生までの弦楽器奏者で構成される、佐渡裕が最も愛情を注いでいるプロジェクトです。
2024年には活動20周年を迎え、大阪・東京で記念コンサートを開催
「子供扱い」は一切なし。プロ以上の厳しさで音楽を突き詰めますが、リハーサルの合間に見せる佐渡の表情は、まるで父親のようです。



卒業生は世界中のオーケストラで活躍しています
2011年の東日本大震災以降は、被災地での鎮魂演奏会「こころのビタミンプロジェクト」を継続。2016年の熊本地震後も被災地を訪問しています。音楽を通じた社会貢献活動でも高く評価され、「第2回貝原俊民美しい兵庫づくり賞」「2018年関西元気文化圏賞ニューパワー賞」を受賞しています。
佐渡裕の指揮を見るには?



佐渡裕の最新情報はどこでチェックできる?
佐渡裕は2015年から10年間、オーストリアの名門トーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督を務め、2025年6月に退任。同楽団の名誉指揮者に就任しました。
国内では2023年4月より新日本フィルハーモニー交響楽団の第5代音楽監督に就任。兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者、「サントリー1万人の第九」総監督も務めています。
| 役職 | 団体・プロジェクト |
|---|---|
| 音楽監督 | 新日本フィルハーモニー交響楽団(2023年〜) |
| 名誉指揮者 | トーンキュンストラー管弦楽団(2025年〜) |
| 芸術監督 | 兵庫県立芸術文化センター |
| 首席指揮者 | シエナ・ウインド・オーケストラ(2002年〜) |
| 総監督 | サントリー1万人の第九 |



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